本格的なヨガをされたい方のために とりあえず内容が濃くて、領域もポーズに限らず食事や精神など多岐に渡っているので、本格的にヨガ(厳密には「ヨーガ」と伸ばすそうですが、ここでは本書に習ってヨガと呼びます)を始めたい方には最良の入門書となってくれるでしょう。コンパクトな文庫サイズで、しかも値段の方も魅力的です。瞑想や哲学としてのヨガに興味をもたれている方にとって、本書は他の本を一線を画す内容になっていると感じられるでしょう。バガヴァッド・ギーターには、その辺りの理念がよく記されているので、一緒に読むのもいいと思います。上村勝彦さんの訳がよいです。逆にお薦めできないのが、ポーズをとって美しくなりたい、やせたい、頭をよくしたい、などの健康法としてのヨガをされたいという方。本書ではポーズが白黒のイラスト(見にくくはありませんが)ですし、ポーズもあまり多くはありません。何よりも、著者はポーズだけをとってただの健康法としてヨガを実践することを批判されています。また、大した問題ではないのですが、内容の良さに反して表紙がダサいので(ポーズを取っている男の写真)、カバーなしで持ち歩くのも抵抗あるかもしれません。 とはいっても、ヨガの入門書として本書は非常に有用であることは確かです。先ほどのポーズ、哲学、食事に加えて、呼吸法、緊張や眠気を抑える法(心理コントロールもれっきとしたヨガの一部です)にも触れられており、活用の仕方はいくらでもあります。ただ、私は本書に載っている「逆立ちのポーズ」ができないのが悔しくて、何度も挑戦していたら、やり過ぎてそのうち頭に血が上ってぶっ倒れた経験があります。やり過ぎには注意してください。
ヨガの喜び この内容で、この値段にビックリです。もう3度目も読んでいます、ヨガに興味のある方にも、プレゼントして喜んで頂きました。体調悪い時にも参考になりますし、機会があれば手にしてみて下さい。手放したくなくなりますょ。
内容が充実しています! 今や、ヨガもファッション性の追及など外見重視の傾向が多いの中、「あぁ、本来のヨガってこんなふうなものよね〜」と再確認させられる一冊です。このお値段でこの内容なら誰もが納得できると思います。 ただ…おしゃれ感覚でヨガをされている方には「なんか、ださい、古い。」で終わってしまうかも…(白黒文庫本&タイトルが…) ヨガのポーズのほかに、動的基本ポーズ(矯正体操法)が記載されているので、からだの歪みが気になる方などはヨガのポーズと一緒にこちらも一度試されたら如何でしょうか? …呼吸が矯正されると、感受性が正しくなり、たんに体のゆがみがとれるだけでなく、食欲とか心の傾向も正される… ヨガの求道的なものを理解できるように、わかりやすく紹介してあります。 「自己の中に神あり。」と、導かれるありがたい一冊です。
ヨガの良書 この本ではヨガを十段階に分けて説明していて、前半は「ハタ・ヨガ」(心と体の健康法)後半は「ラジャ・ヨガ」(瞑想行法)になっています。 ポーズの数は多く無いし、白黒のイラストで分かりづらい所もあるので、ポーズを多く知りたい方には、あまりお薦めしません。 宗教的な事や心の事について多く書かれていますので、ヨガを内面から知りたいという方には良いと思います。また食事や普段の生活についても書かれています。 ヨガとは何かを知る上で、値段的にもお買い得の一冊だと思います。
健やかに生きるための指針 ヨガの本をいくつか持っていますが、本書はわかりやすく、生活に密着した情報も簡潔に盛り込まれているという点で良書だと思います。たとえば食べ物について等。 ポーズについても、どんな効果があるかなど詳しく書かれていてよかったです。 ただ、ヨガのポーズをとにかくたくさん知りたいという方には物足りないかもしれません。
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